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「訪問介護」基本報酬引き下げ!!

おはようございます。
寒波も過ぎ、少し寒さは和らぎました。

さて、来年度の報酬見直しで訪問介護はまさかの基本報酬引き下げ!!
その代わりに処遇改善加算が引き上げという方針が示されました。

国の経営実態調査では訪問介護は7.8%~11%の黒字だったとの調査報告も記載されていましたが、完全に数字のマジックだと思っています。

先ず、処遇改善加算が引き上げられるということは、単純に考えると職員に支給できる額も増えると思いますよね。
ただ、処遇改善加算は基本報酬に対して計算されますから、基本報酬が下がれば処遇改善加算の支給割合も下がります。なので国が示した上げ幅が単純に支給されるとは言えないのです。

次に、経営実態調査ですが、訪問介護はそもそもの小規模な事業所が多く、売り上げが少ないので、いくら最大11%の黒字でも経営に余裕があるとは到底言えない状況です。
例えばですが、単純に年間1000万の売り上げがあれば11%の黒字で利益110万円とします。
仮に大きな施設や病院が年間売上5億円で5%の黒字だと、利益は2500万となりますよね。

また、処遇改善加算はあくまで処遇として全て支出しなければ、国へ返還しないといけません。国としては、給料が確実に増えるだろう、だから人手不足も解消するだろろうという考え方なのですが、処遇改善加算を取得するために係る事務経費や人手不足解消のための求人広告に係る経費など、法人負担のことは全く考えられていないのが実態です。

そんなことをしていると、給料は良くても法人自体が倒産してしまいます。
まさに本末転倒状態。
事実、訪問介護の倒産は過去最多となり福祉業界のなかでもトップとなっています。

と言うことで来年度の運営も悩み事が多くなりそうですが、社会福祉を事業として運営しているからには、決定事項には逆らえませんし、文句ばかり言っていても良いことはありません。
前向きに受け止めて、職員にとって最善となるよう工夫しながら次年度の方針を示さなければいけないと思っています。

弊社も明日から設立18年目となります。
この17年間、ほんとうに沢山の方々に支えられながら、少しづつですが確実に成長していますので、引き続きサービスの質の向上、在宅支援のイメージ刷新、働きやすい職場環境整備などのため、鋭意努力していきますので今後ともよろしくお願いいたします。

2024/01/31


 
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